七五三シーズンになると、神社はお参りやご祈祷に訪れる家族でとても賑わいますね。あまりの混雑に「予約をしていないとご祈祷をしてもらえないのでは?」と思う方も多いでしょう。
しかし実際は、ご祈祷の予約が必要な神社としなくても良い神社があります。お参りする予定の神社に電話で問い合わせてみるのがオススメです。予約がいらない神社でも、結婚式と重なる場合は、その時間を避けてほしいと言われることがあるので、行く予定の日にちを伝えて、この日は大丈夫なのかを聞いてみましょう。
ちなみに七五三は、六曜に関係がないので、仏滅の日に行っても問題ありません。先ほど挙げた結婚式を執り行うことがある神社の場合は、大安などは結婚式が優先になることが多いです。それでも一日参拝ができないわけではないので、時間をずらして予定を立てましょう。
今回は、七五三の参拝についてご紹介します。予約が必要な神社はいつ予約したら良いか、必ずご祈祷をしなければならないのかについて触れていきます。
七五三の神社の予約はいつ取る?
ご家族で七五三のスケジュールが決まったら、一度お参りする予定の神社に確認してみましょう。七五三の参拝日は11月15日が一般的なので、11月の土日は参拝やご祈祷の方がとても多いです。こうしたことから、11月の土日なら予約が不要な神社もあります。
もしも予約が必要な神社の場合でも、写真スタジオのように何カ月も前から予約をしなければいけないところはほとんどありません。1ヵ月~2ヵ月前に問い合わせて予約をしておけば、あわてることなく当日の準備ができそうです。
また、11月は混み合うから10月や12月など、時期をずらしてご祈祷をしてもらいたい場合も神社に相談してみましょう。中には、11月にしか七五三のご祈祷を受け付けてくれない神社もあるようです。
余談ですが、地元の神社には行かず、電車で時間をかけて有名な神社へご祈祷に行かれる方もいるようですが、できれば自宅から近くの、地元の神社でお参りするほうが良いとされています。たしかに、いちばん近くからお子さんを見守っている神様に成長した姿も見てもらいたいものですよね。
七五三は神社でお参りだけは良くない?ご祈祷するべき?
「七五三のご祈祷をしないなんてありえない!」なんていうことをたびたびネットで見かけることがありますが、これは各々のご家庭の事情で良いのではないかと思います。
七五三とは「子供の成長を祝う年中行事で、神社などで七五三詣でを行い、奉告・感謝・祈願を行う奉告祭」という意味があります。必ずご祈祷をしなければならないわけではなく、「子供がこんなに大きくなりました」とお参りに行くことも、立派な「七五三詣で」です。
神社でご祈祷をしてもらう時間は、約15分前後であることが多いです。特に3歳の七五三では、お子さんもまだ小さく、慣れない場所でおとなしくしていられるお子さんのほうが少ないのではないでしょうか。こういった場合は、お参りだけでも問題ありません。
ただ、神社の本殿に入るという体験はなかなかないので、そういった意味では、5歳や7歳のお子さんの場合は、ご祈祷もしてもらうと良いかもしれません。
いずれにしても、ご祈祷は必ずやらなければならないわけではなく、お参りだけでも良いでしょう。「なんでご祈祷してもらわなかったの?」と言われても「略式参拝にした」と返しておきましょう。
お参りだけの参拝は普段着でいい?
最近では「写真は着物にしてお参りは洋服で行く」という方も多く見かけるようになりました。たしかにお子さんにとっては、着慣れない着物をまた着るのは嫌かもしれませんね。お参り当日はもちろん、洋服でも問題ありません。洋服の場合に気を付けたいのが、普段着のカジュアルの服装は避けるべきということです。
さきほど、お参りだけのことを「略式参拝」と書きました。ご祈祷はしなくてもお参りだけでも参拝には変わりありません。つまり、神様のところに行くわけですから、スーツなどの服装で失礼がないようにしたほうが良いです。
略式参拝の「略式」は、ご祈祷を省くという意味であって、フォーマルまで省いてよいということではありませんので、気を付けましょう。
服装としては、大人の方はスーツが無難です。お子さんの場合は、男の子ならポロシャツかワイシャツにズボン、足元は黒の靴であれば革靴にこだわらなくても良いでしょう。女の子はブラウスにスカートかワンピース、足元はカジュアルすぎるスニーカーでなければ大丈夫です。
まとめ
七五三シーズンになると、予約なしでご祈祷をしてくれる神社は意外と多くあります。おじいちゃんやおばあちゃんなど、親戚の方も集まる予定であれば、決まった日にちの1ヵ月くらい前に神社に問い合わせてみましょう。
ご祈祷をしなくても立派な参拝です。ご祈祷を省いても良いですが、服装はフォーマルが無難です。皆さん揃って楽しく七五三を過ごせると良いですね。
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