お墓参りの際のお供え物にはマナーがあることを知っていますか?
今回は、お供え物をする時に気をつけたいことや、のしは必要かどうかなど、知っておくべきマナーについて紹介したいと思います。
お墓参りのお供え物で必要なマナーとは?
一般的にお墓のお供え物としては、お線香やお花、水、故人が好きだった食べ物やお酒などが思いつきますよね。
これらをお供えする際に特に気をつけたいマナーについて見ていきたいと思います。
まずはお線香。
屋内で仏壇に供えるお線香は、あまり香りが強くないものが好まれているようですが、屋外のお墓に供える場合は特に気にする必要はありません。
むしろ少量でも質が良く、香りが高いものの方が望ましいと言われています。
お供えする時にはろうそく等で火をつけたあと、手で仰ぐなどして消しましょう。
息を吹きかけるのはマナー違反です。
次にお花について。
基本的にどんな花でもお供えして大丈夫ですが、トゲや毒のあるもの、造花などは避けた方が良いと言われています。
もし自分で選ぶのが難しいと思ったら、お花屋さんやスーパーで「仏花」として販売されているものをお供えすると良いですよ。
お供えする時は左右対称になるように。
飲食物は墓石に直接置くのではなく、半紙や懐紙の上に置きましょう。
水は水筒などできれいなものを持参するのが望ましいと言われています。
お寺や霊園の水を使う場合も、掃除用とは別に用意しましょう。
お供え物にのしはつける?
結論から言うと、お供え物にのしはつけません。
のしというのはもともとアワビを乾燥させて伸ばしたものが由来で、のしと水引が印刷されたものを「のし紙」といいます。
のし紙はお中元やお歳暮、お祝いの品を贈る時に使われるものであるため、慶事ではないお供え物には使用しません。
代わりにお供え物にはのしがなく、黄白や黒白の水引が印刷された「掛け紙」を使用するのが一般的。
お供え物として品物を贈る場合には、水引の上段に御供と書き、下段に氏名を書くようにしましょう。
お墓参りのお供え物に飲み物はNG?
お墓参りで飲み物をお供えすること自体はNGではありません。
お酒でもジュースでも、故人の好きだったものを自由にお供えして大丈夫ですよ。
ただし、飲み物を墓石にかけたり、お供え物を放置したまま帰ってしまうのはNGです!
墓石にお酒やジュースをかけると傷みの原因になりますし、臭いで虫なども寄ってきてしまうので絶対にやめましょう。
また、飲み物をお供えしたまま帰ることは、中身が腐ったりすることもあるのであまり歓迎されません。
マナーとして持ち帰るようにしましょう。
まとめ
基本的にお墓参りでは亡くなった方のことを考え、喜んでもらえるものをお供えするのが一番です。
ただし、お墓を管理する人やお墓参りに来る他の人のことも考えて、マナーを守ってお参りするようにしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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