子育て世代でたびたび起こるのが、子育てと仕事の大変さの論争です。
家庭内はもちろん、SNSでも話題になりますね。
今回は、子育てと仕事の、それぞれの大変なことと両立のポイントについて考えていきます。
子育てと仕事は比べられない！？
子育てと仕事は本質的に違うから比べられないということを聞いたことがあるのではないでしょうか。
たしかに違う部分がたくさんあります。
では何が違うのか、あえて比べてみましょう。
■勤務時間
子育て…ほぼ24時間
仕事…所定の勤務時間
■納期
子育て…家庭による
仕事…仕事の内容による
■取引先
子育て…理屈が通らない子供
仕事…一応話せばわかる大人
■トラブル発生時の対処
子育て…自分でどうにかするしかない
仕事…周りに協力を仰げる
■プライベート介入
子育て…ほとんどないどころか、むしろプライベートだと言われがち
仕事…接待や社内の親睦会
いかがでしょうか。
これ以外にも比較の対象はいくつかありますが、どっちが大変かという論点では、
主にこの5つになることが多いです。
これに沿って、それぞれの大変さについて考えていきましょう。
子育ての大変さを考えてみた
生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜問わず授乳をしなければなりません。
母乳でもミルクでも、深夜でも早朝でも、授乳のために動かなければいけないことで、
体力や気力の消耗があります。
赤ちゃんが夜にぐっすり眠るようになっても、離乳食づくりや突発的な発熱の対応など、
自分でやらなければいけない問題がどんどん増えていきます。
ずりばいやハイハイが始まれば、部屋に危険なところがないかなどの「保守点検」のような作業も
子育てには含まれます。
さらに2歳前後では、意思疎通が取れるようになったと思った矢先に何を言っても否定しか返ってこない
イヤイヤ期が始まります。
ずっと「イヤだ」と泣かれて、こちらまで泣きたい気持ちになり、心身ともに疲れることが多いですね。
そして、物事がスムーズに進まない点も、イライラを増大させている要因です。
専業主婦の方はもちろん、仕事をされている方は帰宅してから家事と並行して
こういった子育てをするので、その大変さは計り知れません。
仕事の大変さを考えてみた
現在、女性の平均的な初産年齢は30歳を超えており、
たいていの方が社会経験を経て出産をされています。
おそらく、ご自身の社会経験と比較したうえで「子育てのほうが大変」と
訴える方が多いのではと考えられます。
ブラック企業という言葉が定着し、働き方改革が進んでいることもあり、
長時間労働を強いられる機会は減っています。
しかし、仕事の内容が楽になったわけではありません。
その分密度の濃い業務をこなさなければならず、効率的にこなすことが得意でない方にとっては
苦戦を強いられているのが現状です。
業務上で何らかの問題が起きた時は、周りの同僚や上司が助けてくれますが、
性格が合う方同士で仕事ができるわけではないので人間関係で悩むことも多くあります。
また、取引先は大人同士といっても、意思疎通がうまくいかない方に出会うことも考えられます。
仕事が終わった後の付き合いや休日の接待が減っているとはいえ、未だにこうしたことが続いている
業界もあると聞きます。休日まで仕事のことには関わりたくありませんね。
両立できるポイントは？
子育てと仕事を両立させるには、両立と意気込まず、できることだけをやるという気持ちが大事です。
お子さんにひどいハウスダストのアレルギーがなければ、掃除は週に1回でも問題ないですし、
大人の食事はお惣菜でもどうにかなります。
洗濯もまとめて回しましょう。
ここで優先させたいのは、これから成長して人格形成されるお子さんの子育てです。
家事の手抜きで何かを言われたら、嫌な上司だと思って受け流しましょう。
対抗して思わぬ気力の消耗をしないことが大事です。
そして、保育園の送迎などの相手にできそうなことは、相手に任せましょう。
頼むだけ頼んでみるという姿勢で充分です。
そのうちにお子さんがお手伝いをしてくれることも増えるので、
お子さんと家事をこなせるようになると、完全に両立できるようになります。
まとめ
子育てと仕事は、それぞれに大変に感じるポイントが違います。
時代が変われば仕事も子育ても変わるので、ご自身の親御さんのアドバイスが
通じない場面も多いですね。
まずはできることだけをやるという姿勢で、お子さんとの時間を優先させるようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました！
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